
仕事を任される範囲も多くなってきて、後輩も育っていない。 今のまま退職すると会社に迷惑がかかってしまう。
会社の人間関係も悪くなく、仕事を教えてもらった恩もある。
ただ、条件的に良い転職先はあるし、今の仕事を続けてもキャリアアップはできない。 単純に言い出しづらいというのもあるけど、どうしたらいいだろうか。
この記事は、そんな疑問に答える記事です。
私も20代後半はこんなことばかり考えていました。
できる人が抜けてしまうと、会社がいきなり回らなくなるどころか場合によっては潰れてしまう可能性もあるんです。
そんな時ってなかなか上司にも言いづらい。。
あなたは仕事が出来る人ですよね。
今回のようなケースでは、あなたが気に病むことはありません。
仕事を辞めようと思えば、退職届さえだせば簡単に辞めることができ、そこには何の制限もありません。
退職届なんか叩きつけてやりましょう(別に叩きつける必要はありませんが笑)!
本記事では、あなたが仕事を辞めたいと言えない理由とその原因別の対処法、上手く辞めるためのコツについてわかりやすく解説しています。
因みに記事を書いている私自身、転職を3回経験しており、その経験を元に記事を執筆しています。
contents
仕事を辞めたいと言えない理由とその理由毎の対処法
1.人材不足で後任に迷惑がかかってしまう
一般的に、中小企業の場合は必要最小限の人員で仕事を回していることが多いです。
当然、少子高齢化や過去の業績の推移で、年齢構成がいびつになっていたり、若手が不足していることもあります。
こんな場合に辞めたら会社の業務に影響が及ぶのは間違いないでしょう。
また、同じ会社で働いた仲間を裏切るような気持ちになることもあるかと思いますが、今の時代は会社に尽くしても無意味です。
自分のスキルを向上させ、市場で評価される人間にならなければいけない世の中になっています。
会社は踏み台と思ったほうがいいですね。
ほんとそんな時に会社の心配してる余裕なんてないですよ。
自分が生きていくだけで必死です。
会社に残った人に気を遣っても自分が得られるものはありません。
まとめ
会社の心配するより自分の心配をしよう。
2.環境を変えることについての不安がある
あなたは転職したことはありますか。
私も最初に転職した時はすごく勇気がいりました。
環境が変わると人間関係もリセットされ、新たな環境で活躍するのも骨が折れます。
あなたは、コンフォートゾーンという言葉をご存じでしょうか。
コンフォートゾーンとは、一言でいうと「快適な空間」を意味します。
自分が普段から慣れ親しんだ行動、すなわち、ご飯を作る、通勤するといった行動のことです。
ただ、自分が不快に感じること(例:満員電車での通勤)などはコンフォートゾーンには含まれません。
人間が新たに成長するためには、コンフォートゾーンの外側にあるラーニングゾーンに環境をシフトさせていく必要があります。
1908年にマウスを使った研究が行われました。
マウスを使った研究では、マウスに
- 簡単な作業(コンフォートゾーン内にある作業)
- マウスの力量をやや超えた作業(作業を行う上で少し不安が伴う、ラーニングゾーンにある作業)
- マウスの力量をはるかに超えた作業
をさせました。
結果、簡単な作業をしたマウスは完全に仕事をこなしました。
一方で、マウスの力量をやや超えた作業(作業を行う上で少し不安を伴う、ラーニングゾーンにある作業)をさせた時、パフォーマンスはさらに向上したのです!
(マウスの力量をはるかに超えた作業は、マウスがパニックに陥り、圧倒的にパフォーマンスが低下しました)
この研究から、自分を成長させるためにはコンフォートゾーンの外に身を置くことが手っ取り早いということがわかったのではないでしょうか。
コンフォートゾーンの中に身を置き続けることは、今後の社会人生活では「死」を意味することになるでしょう。
45歳でリストラにあっている人達は、皆自己成長を怠ったせいで首を切られています。
環境の変化を恐れて行動しないことは、逆に大きなリスクであることを肝に銘じておきましょう。
まとめ
コンフォートゾーンに留まり続けることは自己の成長性を狭め、「死」につながる。
3.上司に話をするのが怖い、引き止められた場合にどうしてよいのかわからない。

今辞められたら困る。
辞めてどうするの?
お前なんか、どこの会社にいっても同じ!
などといって、半ば恫喝まがいの行動をとる会社もあるかもしれません。
実際に自分が務めた会社にはそんな会社がわんさかありました笑
でも、これって会社側がただ会社の利益のためだけに言ってるだけなんですよね。
しっかり話せばわかってくれる会社がほとんどだと思いたい。
ただ、あなたが会社にとって必要な人材であれば間違いなく引き留めにきます。
辞めると言ったら対上司との関係においては気まずい思いをする可能性もあるでしょう。
でも、辞めると決めたら腹をくくって退職届を提出する必要があります。
相手の意見は聞き流しても大丈夫。
ブラック企業など何らかの問題がある企業に勤務されている方は、最終的な手段として、退職代行の利用も視野に入れておきましょう。
ただし、同業界での転職を検討しており、かつ、今後の付き合いがあるような会社の場合はできるだけ利用しない方がよいかもしれません。
まとめ
会社側の話は聞き流せ。場合によっては退職代行をうまく活用しよう。
仕事を上手に辞めるためのコツ
1.転職先を先に決める。
転職先を先に決めることが、上手に辞めるための最大のコツです。
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- 転職先が決まらずに辞めてしまうと、経済的な不安がつきまとうほか、転職先から安く買いたたかれてしまう可能性がある。ただ、先に転職先を決めてしまえばこのようなデメリットをなくすことができる。
- 気まずい、引き止められる、会社に迷惑をかけてしまう。こういった後ろめたい気持ちを振り払うことができる。

2.後任を教育する。

という人もいれば、

という人もいるでしょう。
ベテランのサラリーマンの代わりを作るには長い年月が必要になるかもしれませんが、大体の仕事は2年もすればこなせるようになります。
あなたが辞めたとしても、残った人が困るのは僅かな期間ですし、意外に会社はあなたが退職しても回るものです。
また、社員を教育するのはそもそも会社の責任なんで、気負いすぎずに行きましょう。
3.引継ぎをしっかりする。
ここは人間として抑えておきたいところですね。
自分がやってきた仕事をちゃんと引き継ぐ、或いは、単発の仕事であれば完全に仕上げてから転職するというのは、最低限の流儀かと思います(もちろんブラック企業の場合はあてはまりません)。
ここをしっかりしておけば、自分も、会社に残る人も気持ちよく別れることができるでしょう。
4.送別会にはちゃんと参加する。
今勤めている会社の人とは、退職後も繋がるケースがあり、今後どう人生で影響してくるかわかりません。
終わりよければすべてよし。
この言葉を送別会で実践してみましょう。
お酒を飲みながら在職中に言いたくても言えなかったことなどを話しているうちに、お互いに理解を深めた上で気持ちよく会社を去ることができます。
仕事を辞めたいと言えない。理由別の対処法と上手く辞めるためのコツまとめ
いかがでしたでしょうか。
仕事を辞めたいと言えない。
そんな優しいあなたのことだから自分の事よりも他人のことを優先してきたのでしょう。
確かに、良い人間関係を築くためには正解です。
人間は周りの人間3人の平均といわれたりしますよね。
- 現在の環境で学ぶことがない。
- 自分の成長につながらない。
そう思ったら、あなたが最も若い今、決断して具体的な行動をとる必要があります。