
大手企業に就職しているが給料も安いし、裁量も少ない。
今の仕事は、自分のやりたい仕事じゃない。
仕事自体もルーティーンワークでおもしろくない。
いつまでこんな仕事が続くのかな。
そんな疑問にお答えします。
私は、大手企業に勤務するサラリーマン歴10年の中堅社員です。
今まで転職を3回経験しており、かつ、大企業と中小企業、地方企業と都心の企業をそれぞれ経験しています。
そんな私の経験から、仕事が楽しくないと感じているあなたへお伝えしたいことを書いていきます。
最後まで読んで下されば幸いです。
contents
仕事が楽しくない3つの理由とその解決法【転職する前に考えるべき】
自分の望んだ部署にいけない・自分の能力が発揮できない・誰にでもできる仕事だから
あなたが勤務している企業は大手企業ではないでしょうか。
大企業の場合は、会社の歯車としての役割を果たす代わりに、一定の安定と給与水準が保たれています。
即ち、自分のやりたいことができないことと、高い給料がトレードオフの関係にあるということです。
私の友人も某建築系の会社に勤務していましたが、業務が細分化されており、自分の果たすべき役割はプロジェクトのうちの一部という方がいました。
また、大企業のため、上下関係も厳しく他部署との風通しがよくないことなどに悩んでいたようです。
かという私は、今現在そのような状況にあります。
やっぱりやりたいことをやれないってのはつらいですよね。
大手企業で生き残っている人というのは、自分の感情を殺して会社の一部になることができる人だと思います。
ただ、実は、大手企業であっても自分でやりたいことを実現する裏技があります。
それは・・・会社の上司や上層部に営業をすることです。
以前私が読んだジョセフ・シュガーマン(有名なマーケター)の本があるのですが、そこでは彼が条件の良い部署に配属されるために行った施策が記してあります。
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シュガーマンのマーケティング30の法則【書評】№1
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具体的な事案を要約してあるので是非読んでいただきたいのですが、これは、「親近感」を利用した心理テクニックの一つで、人事権をもった人や上層部に自分の存在をPRすることで、自分の望む部署に配属される可能性をあげる。というものです。
もちろん、これは誰にでもできるものではないとは思っています。
ただ、大企業で自分のやりたいことをやるのであれば、上層部との強力なコネがあるとか、このような心理的テクニックを利用するしか方法はないと思っています。
運任せでは、自分の人生をコントロールすることができません。
自分の人生を運任せにするのは、自分の考えとしては絶対にやってはいけないことだと思っています。
即ち、これができないなら、裁量の大きい会社(中小企業)に転職するしかないということだと思っています。
でも中小企業に勤務すると
- 職場の人間関係
- 要求の割に安い給料
- 自分の専門外の部分まで業務をこなすことを求められる。etc・・・
などなど悪い部分も多々あります。
私自身、大企業と中小企業にそれぞれ勤務していた経験から言えることです。
そこで、転職すべきかどうかのラインを次のように設定してみました。
安定思考、サラリーマン気質、向上心はそれほど強くない
→転職すべきではない。
給料よりも仕事のやりがい。向上心が比較的あるほう
→転職すべき
向上心が極めて強く、自分で道を切り開くことができる
→即転職し、その後、自分のやりたいことをみつけて独立する。
ただ、これが一番の最適解かどうかはわかりません。
でも、自分が悩んできた結果として、向上心のない日本のサラリーマンの現状を10年にわたってみてきた私からすれば、これが妥当な選択であると考えています。
また、ルーティーンワークが中心といった、仕事そのものが面白くないという点や誰にでもできる仕事であると感じている場合は、会社内での部署移動を検討してみましょう。
ただ、これは私の経験に基づくものですが、新卒時代の自分を振り返ってみると
「思考が浅かったな」
と感じることが多いです。
ルーティーンワークの部署であったとしても、自分で何かアクションをとれないか検討してみることをおすすめします。
例えば
- 業務内容をシステム化・マニュアル化して、今まで自分たちがやっていた仕事をアルバイトの仕事にする
→システム化・マニュアル化・アルバイトに指導するといった別の視点からの仕事が見えてくる。
- 自分たちの自由な時間を新規事業の開拓等に充てる
→新たな可能性をマーケットから発見し、大きく飛躍するチャンスになる。
もちろん、会社によってはこのようなことができない場合もあるでしょう。
でも、自分の現在の仕事を工夫したり、自動化することで新たな能力を獲得することもできるし、仕事を楽しくすることもできるということです。
私自身これを体験しており、ルーティーンワークの中にも充実感を見出すことに成功しています。
特にシステム化についてはプログラミングスキルがあれば、事務処理の大部分を効率化することができます。
自分のストレスを減少させることができるため、やっていてとても楽しいです。
成果が出ていない。
あなたは仕事で成果を出せていますか?
仕事で成果が出せないからつまらないというのは、正直言って当たり前です。
自分は中学校~高校時代はバレーボール部に所属していましたが、当然ある程度実力がついてくるまでは面白いと感じたことはありませんでした。
仕事もこれと同じです。
私自身、新卒で入社した企業は不動産売買営業の企業でしたが、初契約をするまでの数カ月間、仕事が楽しいと感じたことはありませんでした。
仕事では、だんだんと自分のできることが増えていき、かつ、上司に評価される結果、個人の裁量が増えていき、さらに新しい仕事を任されるという正の流れが存在しています。
仕事で成果を出さない限り、面白い仕事にありつけることはありません。
そこで、成功体験が少ない方は、今目の前にある仕事を工夫して、小さな成功体験を積み上げることをおススメします。
これが上司に評価されれば、職場の人間関係もプラスに傾いていき、さらに、新しい仕事を任されるようになるでしょう。
少し古臭い意見かもしれませんが、やはり一定期間地道に継続するというのは何をやるにしても効果があります。
あなたがまだ入社して間もない方の場合、直感的に
「この仕事は絶対に自分に向いていない」
そう思ったのであれば、直ぐに会社を辞めて転職してしまっても問題ないかと思っています。
一方、そう思わなかった、又は自分のやりたいことが明確でないという人は、少しの間小さな成功を積み上げるために努力をしてみて下さい。
きっと仕事が楽しくなっていくはずです。
誰の役にたっているのかわからない
大企業で働く人の多くはこのような疑問を常に抱えていることでしょう。
自分で完結する仕事でないから、お客様の顔が見えない。
お客様の顔や喜びの声を間近で聞くことができないから、やりがいを感じることができない。
このような人は、若干自分の想像力が足りないかもしれません。
自分のやっている仕事は、ある事業や商品、コンテンツを生み出し、世の中に価値を与えているということを具体的にイメージし、自分の仕事に誇りをもつことを考えてみてはいかがでしょうか。
これを感じることができない人は、中小企業のほうが向いているかもしれませんね。
私の場合、実は音響機器のルートセールスを昔やっていたことがあるのですが、幼稚園で音響設備から音が出ないというトラブルを解決したことが何度かありました。
やってること自体は大したことないのですが、顧客からの喜びの声をダイレクトに聞くことがとてもうれしく、やりがいにつながりました。
まとめ 仕事が楽しくない人は、会社に残るべきか転職すべきか
結論から言うと仕事が楽しくないという人は、以下の点について十分に検討してみるようにしてください。
・自分が重視すること
仕事なのか、プライベートなのか。安定、給料なのか、仕事のやりがいなのか。
それぞれを比較した上で、自分の大切にするものを明確化する。
・仕事で楽しむための秘訣を試す
仕事で小さな成功を積み上げていく(成果を出す)。
仕事を工夫してみる
今の会社の仕事が直感的に向いていないと感じる人は、直ぐに転職することをおすすめします。
ただ、それ以外の人は、上記の内容について吟味してからでも遅くはないものと思っています。
仕事が楽しくないというのは、世の中一般からすればわがままかもしれません。
でも、今の世の中、つまらない仕事をやっていると、自分の人生が貧しいものになってしまうと思っています。
本記事が皆様のお役に立てれば光栄です。