自分にあった仕事がわからないし、やりたいこともない。
でも、生きていくためには仕事をしないといけないし。。
天職ってなんだろう。
私も新卒の時から、そんなことをずっと考えてきました。
正直、仕事なんかやりたくない。自分の好きなことだけをやっていたい。
でも、仕事をしないと生きてはいけない。
自分は次男だったので、兄が既に仕事をしていました。
有名な大手企業へ就職していたのですが、夜遅くまで仕事をしていて、家には寝にかえるだけ。
そんなことを知ったのは、大学3年生の頃。
当時は嫌で嫌でしょうがなかったのですが、せっかく自分の人生の時間を使うなら大きなものを動かして、人の人生に大きな影響を与える仕事をしたい。
そう考えて不動産業界に就職しました。
ただ、実際に仕事をしてみると、理想と現実のギャップに苦しむ毎日。
結果的に、自分は3回の転職を経験しました。
そんな中、何度も職場を変えていく中で見えてきたものがあります。
新卒から10年以上経過し、様々な経験を経た私が、天職の探し方と考え方についてお話したいと思っています。
天職とは?適職との違い
天職とは、生まれながらにしてその人の性質・能力にふさわしい職業を指します。
また、類似することばで、適職という言葉があります。
適職も同じく、その人にふさわしい職業という意味です。
ただし、両者には明確な違いがあります。
天職と適職の相違点
- 天職は、その人の性質にあっており、情熱をもって楽しくやれる仕事であるが、世の中に価値を提供できる(収入が得られる)仕事とは限らない。
- 適職は、その人自身がその仕事自体に興味がない場合もあり、また、やっていて苦痛である場合もあるが、世の中に価値を提供できる(収入が得られる)仕事。
もちろん、人によっては天職と適職が合致する場合もあります。
それは、芸能人やプロ野球選手、プロミュージシャンなどです。
ただ、プロミュージシャンや、プロブロガーも、自分が好きなことをするために、すなわち天職につくために世の中に価値を提供できる仕事、適職をこなすというケースもあります。
適職の延長上に天職がある場合もあるということです。
例えば、プロミュージシャンとして成功したいメタル(激しいロック)バンドがいるとします。
ただ、メタル(激しいロック)というジャンルは、世の中で需要が少ないため、収入を得ることができません。
そこで、商業性の強いロック(JPOPなど)をやって売れた後に、自分の本来やりたかったメタルをやる。
などが、このケースに該当します。
- 一度売れてしまうと、自分個人にファンがつき、収入を得るハードルが下がること。
- 収入面を気にせずに仕事をできること。
このように、適職と天職はそれぞれ異なる概念ですが、天職自体が適職の延長上にある場合もあり、全く無関係なものではありません。
天職とは?自分らしく生きるための天職の見つけ方と7つの考え方
自分が情熱をもって打ち込めることを思い浮かべる。
天職って、自分がやっていて楽しい。と心から思える仕事を言います。
すなわち、愚痴をいいながら生活するサラリーマンは、天職についていないということです。
日本人の子供の将来なりたい職業がYouTuberになっているのは、子供たちが、日本人の大人、すなわちサラリーマンのようになりたくない。
日本人のように仕事に忙殺されたくない。という思いが反映されているのではないでしょうか。
一方で、天職についている人は、はたから見れば圧倒的な努力をしているように見えても、当人は努力と認識してすらいない。
客観的にこんな状態になっていることがなかったか、具体的に思い浮かべて下さい。
小さい頃にお母さんから、「少しは休憩したら?」といわれても、夢中になっていたことはありませんか?
POINT:1つ目の考え方
客観的に見て苦行と思えても、当人は努力として認識すらしていない仕事が天職。自分が夢中になったことを思い浮かべろ!
自分の心に嘘をつかない。
自分の心に嘘をつかないことは大事です。
- 無理して周りに合わせていませんか?
- 親の期待に応えようとして、自分の考え方を矯正していませんか?
- 周りに言われたことを気にして、自分が本来やりたいことをやれなかったことはありませんか。
自分の心に嘘をつけばつくほど天職は遠ざかって行ってしまいます。
もちろん、先ほどお話したプロミュージシャンの例にあるとおり、やりたくないことの先に本当にやりたいことがある場合は別です。
POINT:2つ目の考え方
自分に嘘をつくな!
やりたいことも、夢中になれることもない人は「人」を探せ!
仕事を探すのではなくて、人を探せ。
人が尊敬できる人であれば、仕事がきつくても、つらくても続けることができる。
そしてそれが天職になる。
某刀匠(刀を作る人)に弟子入りして、大成した人の記事に書かれていた言葉です。
仕事を辞める理由で最も多いことの一つには人間関係があると思います。
私もそうでした。
不動産自体は好きなんだけど、不動産業界で働く人間、同じ会社で働く人間は嫌で仕方がありませんでした。
- 人間的に魅力的な人が多く、自分の尊敬できる人(ベンチマークとなる人等)がいて、楽しく働ける仕事。
- 一定の素養がある仕事。
自分に個性がない。
やりたいこともない。
そう考えている人は、自分が苦ではない職場環境に移るのもお勧めです。
成長産業で、尊敬できる人がいる職場を目指すことをお勧めします。
POINT:3つ目の考え方
やりたいことも、夢中になれることもない人は人を探せ!
個人でお金を稼ぐことができれば稼ぐこと自体が楽しいと思える。
残業が多い会社はブラック企業認定されますよね。
残業代が仮に出たとしても、残業など本来はしたくないものです。
私が過去に仕事で出会った中小企業の社長は言っていました。
「自分で会社やってると、夜中まで働いていても苦じゃないんだよね。」
人間って、やっぱり自分のことが大事です。
会社のために、残業して成果をだしても給料に反映されないのであればやりたくないというのが本音でしょう。
また、この時に社長らと話していて気づいたことがあります。
それは、金を稼げれば、金を稼ぐこと自体が楽しみになる。
ということです。
すなわち、仕事の内容、向き不向きなど関係なく、個人で稼げる仕事自体が天職になる可能性があるのです。
リアルビジネスで成功するのは難しくても、副業で少しづつ稼ぐことを覚えれば、それが天職に近づくきっかけになるのではないでしょうか。
POINT:4つ目の考え方
仕事の内容、天職かどうかなど関係なく、稼ぐこと自体が仕事の楽しみになる!個人で稼ぐことが天職への近道!
行動を起こす。多く行動しないと見えてこない。
自分の仕事が天職かどうか。
仕事を始めて数カ月で向いていないと気づく場合もあるし、数年たって初めて面白いと思う場合もあるでしょう。
でも、一つの仕事だけしか経験していなければ、現在の職場を客観的にみることはできません。
転職することで初めて見えてくる部分があります。
自分の今やっている仕事に疑問を感じたなら、転職して若いうちにいろいろな職場を試してみるのもおすすめです。
ただ、大企業や公務員などで安定した生活を送っている人であれば、リスクもあります。
慎重に考えて行動しましょう。
POINT:5つ目の考え方
天職かどうかくよくよ悩んでいる暇があったら行動しよう!
旅にでる。自由な考え方をする。
私は不動産鑑定士という仕事をしていますが、仕事柄多くの土地に出向いて地域のいろんな人と話すことが好きです。
また、旅行などに出かけた際も、地元の人と積極的にコミュニケーションをとります。
そうすると、自分の考え方がいかに凝り固まっているかということに気づかされます。
- もっといい加減に仕事してもよいのではないか。
- もっとゆるく生きてみてもよいのではないか。
私はサラリーマンとして年収を追求して生きてきましたが、そんなものより大事なものはたくさんあることに気づかされます。
年収をあげればあげるほど、仕事はきつくなり、家庭との時間は減少する人が多いのではないでしょうか。
サラリーマンとしての仕事は適当でいい。もっと多くの人の価値観を学び、自分の考え方を見直してみましょう。
海外のサラリーマンの仕事、生活ぶりなんて驚くほどいい加減です。
POINT:6つ目の考え方
旅に出て、自分の価値観を見直せ!
我慢するな、嫌いなことはやるな、自分がやらなくていいことはやるな。
- 自分が我慢していると感じること。
- 嫌いなこと。
- 自分がやらなくてもいいこと。
これらは天職に向かう中で妨げになるものです。
自分が好きなことで、自分にしかできないことをやろう。
その中から自分の個性が生まれ、差別化でき、天職への近道となる可能性が高いものと考えます。
POINT:7つ目の考え方
自分の個性を大事にして、自分にしかできないことをしろ!