成績が出ていないので十分に休みもとれない。
きつすぎて限界だと思っている。
周りの人間もたくさん辞めている。
上司に怒鳴られたり、怒鳴られている人を見るのが苦しい。
自分がこれからどうすればいいのかわからない。
そんな疑問にお答えします。
場合によっては直ぐに退職したほうがよい。
というのが結論です。
はじめまして、本記事を書かせて頂いた私はタイガと申します。
現在は、多くの転職を経て不動産鑑定士という仕事をしつつ、自分のスキルを磨いたり、家族と人生を楽しんだりしています。
そんな私は、新卒で東証一部上場企業の大手不動産会社に勤務し、あなたと同じようにきつい日々を送っていました。
今は田舎に引っ込んでいますが、当時は東京で暮らしていました。
仕事では失敗しようがしまいが、結果を出そうが出すまいが毎日罵声を浴びていた時もあります。
契約を取ってきても上司に手柄を横取りされたこともありますし、顧客を横取りされたことも何度もあります。
自分は当時かなり苦しい日々を送っていましたが、1年目であったためなんとか絶えないといけない。
そう考えて無理して仕事をしていました。
休みの日、翌日の仕事のことを考えると、涙が出ることもありました。
また、ここだけの話なんですが、当時勤務していた会社は年間200人ほど社員を雇っていました。
しかしながら、同期は次々に退職し、わずか1年間で同期の半分以上が退職していました。
(入社した時期が運悪くリーマンショックの時期と重なっていたことも理由です。)
毎月社内のイントラでは離職者の情報が提供されていましたが、中には若いのにも関わらず死亡して退職する人間もいたくらいです。
私と同じような境遇の方もいらっしゃるかと思います。
そこで、人生の先輩としてあなたが取るべき行動について、少しだけお話をさせていただきたいと考えています。
仕事が限界で辞める。辞めようと考えている人に伝えたい3つのこと
限界だと思ったら、転職先が決まらなくても直ぐに退職したほうがよい。
日本は自殺する人がとても多い国です。
今では地方で暮らしていますが、東京で東急田園都市線に乗って通勤している時は、毎日といっていいほど飛び込み自殺で電車が止まっていました。
正直言って異常な状態だと思いますが、当時はそれを異常と認識することすらできませんでした。
自殺した人にたいして使われるキャッチフレーズを聞いたことがありますか?
彼ら(彼女ら)はもはや“何も考えられなくなっていた”という言葉です。
特に私が勤務していた不動産業界や、金融関係の激務な企業その他飛び込み系の営業職についていた人はこのような状況に陥ってしまう人も多かったです。
- 休日に分けもなく涙が出てくる。
- 元気が出ない。
- 仕事に行きたくなくて動悸がする。
そんな人はすぐに会社を辞めてしまうのも手かもしれません。
今、日本では少子高齢化が進み、若い人は取り合いになっています。
結論から言って、会社を辞めてしまっても若いうちなら何度でもやり直しがきくような世の中になってきています。
逆に心身に障害が残るほどの状態になってしまうと、その後の人生に大きな影響が出てしまいます。
別に、会社を早期に辞めてしまうのはあなただけではありません。
辞める人間はたくさんいます。
上で書きましたが、私が入社した企業も一部上場企業でした。
でも1年間で半分以上の人が辞めています。
私自身も2年程度で退職しています。
これが個人の甘えといえるでしょうか?
それは違います。
毎日のパワハラや理不尽に耐えて会社に通勤することが正義ではありません。
心を壊してまでやる仕事は、仕事とはいいません。
ただの、奴隷です。
私も新卒の時は週6勤務の15時間労働で、体を壊しかけていましたが、次の就職先が決まる前に退職しました。
でも、今は元気に、そして幸せに暮らしています。
過去の辛い時代の話なんてそんなもんです。
その後の努力によって簡単にひっくり返すことができます。
結論としては、“無理はしないで”ということ。
仕事は人生の一部に過ぎない。
私は30代前半、社会人経験10年程度の人間です。
実は兄がいるのですが、4歳ほど年が離れており、就職前によく仕事の話を聞いていました。
- 労働時間が長く、家には寝に帰るだけ。
- プライベートな時間は少ない。
そんなに仕事が好きかね?
私はどちらかというと仕事が好きな方でいわゆる企業戦士かもしれません。
でも、自分がやりたくない仕事や、上司から詰められながら裁量もなく働くのは本当に苦痛です。
仕事って、人生の一部でしかないと思うんですよね。
他にも
- 家族との時間
- 恋人との時間
- 趣味の時間etc
大切なものに使わなければいけない時間がたくさんあるのではないですか?
そんな時間を無駄にしてまで働かないといけないのでしょうか。
私は違うと思います。
アメリカなどの諸外国では、仕事よりも家族を優先する人が当たり前です。
それは、仕事が生きていくための1手段にすぎず、大切なものが他にあるということを十分に心得ているからです。
日本人の中に残っている仕事中心の考え方は古いものです。
キャリアアップ目的でなくても、限界だと思ったらやめましょう。
仕事を辞めた後のことを考えて
仕事は辞めてしまってもいいですが、その時に考えてもらいたいこともあります。
- それは、自分に悪いことがなかったか
- もっと努力できることがなかったか
- そしてそれを話せる友人に相談すること
この3点です。
例えば人間関係が悪かったので辞めた場合。
もちろん相手にも悪いところが多くあったのでしょう。
でも、世の中の会社にはどこの職場にも悪い人間が必ずいます。
そんな人に対して、
- 自分がどんな対応をしたのが良くなかったのか。
- 改善できることは何か。
- 自分を変えてその環境の中でやっていくためにできることはなかったのか。
これを繰り返し考えてみて下さい。
これができないと、新しい職場でも同じことを繰り返して結局退職してしまい、単なるジョブホッパーになってしまう可能性があります。
仕事が出来ないから限界と考えている人もそうです。
- 何故成果が出ないのか。
- 成果を出すためにはどうすればよいのか。
- 上司や自分の信頼できる人に相談する
これらをやってみてからでも遅くはありません。
また、自分が会社員に向いていないと感じるのであれば、そもそも会社員として生きる道以外の道を考えることが必要です。
まとめ。仕事が限界だと思ったら転職する前に辞めてもいい。
まとめ
仕事が限界だと思ったら、転職先が決まらなくても直ぐに退職したほうがよい。
仕事は人生の一部に過ぎない。
仕事を辞めた後のことを考えて
仕事を辞めることってとても勇気がいることです。
私も既に4社経験していますが、過去会社を退職した時はいつも緊張していました。
でも、仕事が限界だと考えている人は、頭で考えられるうちに辞めたほうが良いと思っています。
転職先が決まらなくても、人間いくらでも復活することができます。
本記事が、読んでいただいた方のマインドブロックを外すお手伝いになれば幸いです。